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解析I,II 対数

\begin{align} &2^{\, 5} &=& \quad 32\\ &2^{\, 4} &=& \quad 16 \\ &2^{\, 3} &=& \quad 8\\ &2^{\, 2} &=& \quad 4\\ &2^{\, 1} &=& \quad 2\\ &2^{\, 0} &=& \quad 1\\ &2^{-1} &=& \quad {1 \over 2}\\ &2^{-2} &=& \quad {1 \over 4}\\ &2^{-3} &=& \quad {1 \over 8}\\ \end{align} 簡単だよね

ただこの問題のように \begin{align} &2^{\,(\qquad )} &=& \quad 32\\ \end{align} 2を何乗したら32 になりますか?って聞きたいときに、
いちいち空欄を作って記入してもらうのでは大変ですよね。

今までは \begin{align} 2^{\, x} &=& \quad y \\ \end{align} $x$ を入れて $y$ を求めてたんですが、逆に
$y$ から $x$ を求めたいとき、なんか書き方ないでしょうか。

そういう目的のために開発されたのが $\log$ (ログ、日本語でいうと対数)です。

対数($\log$)(教科書p.29)
\begin{align} 2^{\, x} &=& y \qquad 書き直すと \quad \log _2{y } = x \end{align} 意味は、$y$ は 2 の何乗ですか? (答え: $x$ 乗です。) ってこと
2 をベースに考え、肩の上の数 $x$ を求める関数です。

例です。 \begin{align} \log _5{25 } = \end{align} 25 は 5 の何乗ですか?ってこと。もちろん2乗だよね \begin{align} \log _5{25 } = \log _5{5^2 } = 2 \end{align} 肩の上を答えればよいのです。

ここで、「 の何乗」のベースになっている 2 とか 5 とかのことを
ベース(base)といいます。そのまんまですね。
日本語だと「底(てい)」といいます。ベース、一番下だから「底」?

そして、 y とか 25 とかのことを「真数」といいます。
2の何乗」とか 「5の何乗」とかなので、
プラスの数を何回かえてもプラスだから、真数はプラスの数です。

ノートに書くときは
のようにかいてください。
$\ell$は行の高さいっぱい、o は行の高さの半分、
gの玉はoと同じ大きさで、足が罫線より下に出るように書く。
「底 2」は $\log$ よりも小さい字で、 $\log$ よりも少し下に書く。
その後ろの「真数 8」は $\log$ の $\ell$ と同じく行の高さいっぱいに書く。




練習
\begin{align} \log _2{8 } = \end{align} 8 は 2の何乗ですかってこと。
肩の上を答えればよいのです。

\begin{align} \log _2{32 } = \end{align} \begin{align} \log _3{27 } = \end{align} \begin{align} \log _{10}{100 } = \end{align} \begin{align} \log _3{({1\over 3}) } = \log _3{(3^{-1} ) } = \end{align} \begin{align} \log _{10}{0.1 } = \log _{10}{({1\over 10 })} = \end{align}
かいたら答え合わせ