東北工業大学 工学部情報通信工学科 中川研究室


大学院 衛星運用


人工衛星の
運用当番について

以下は2010年春までの情報です。宇宙研の衛星運用業務が基本的に業者委託となり、 大学院生を中心とした運用当番制度は終了しました。

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中川研の大学院生は人工衛星の運用も担当します。

科学衛星 の開発・打ち上げ・運用は、 宇宙航空研究開発機構の 宇宙科学研究本部 を中心として行われており、 当研究室も 惑星間空間探査機「さきがけ(MS-T5)」、 磁気圏観測衛星「あけぼの(EXOS-D)」、 磁気圏尾部観測衛星「ジオテイル(GEOTAIL)」、 火星探査機「のぞみ(PLANET-B)」、 月探査衛星「かぐや」、 ジオスペース探査衛星「あらせ」、 水星探査機 「ベピ・コロンボ(BepiColombo)」 などに参加してきました。

---以下は2010年以前の状況です。 「運用当番って何だろう」と思われる方のために残しておきます---

研究に必要なデータを取得するため、 宇宙研へ大学院生本人を派遣して作業を行わせていますが、 ここでは、単に観測データを使わせてもらうのではなく、 主体的に観測に参加することを重視し、 衛星の地上支援(追跡運用)にも参加させています。

衛星の追跡運用は全国大学及び 研究機関の職員・大学院生がおよそ1週間交代でチームを組み、 毎日の衛星の観測プログラムを作って追尾装置へ伝送し、 衛星の電波受信の準備と待ち受け、受信状態と衛星の姿勢の監視、 搭載機器の動作モード及び電流・電圧等の状態チェック、 アンテナの切替指示、軌道計算、不具合の際の状況把握と連絡、等の任務についていま す。

本学の大学院生達も他の機関からの研究者らに混じって立派に役目を果たしています。 特に環境通信工学の大学院生にとっては電波工学の実際を体験する絶好の機会ともなっています。

火星探査機のぞみ
地上支援うちわけ


科学衛星あけぼの
運用風景


科学衛星あけぼの
運用風景2


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