プラズマ圏・内部磁気圏衛星観測の提案


プラズマ圏・内部磁気圏衛星観測の提案 注釈 

EPWAT
Equatorial Enhancement of Plasma Wave Turbulence.
磁気赤道でプラズマ波動全般について波動が強くなる現象。
(「あけぼの」運用当番をすると運用室のPWSのQLで良く見えた。
粒子があたかも磁気赤道を知っているかのように見えた。)
EP-ESCH波動
Equatorial Plasmasphere-ElectroStatic electron Cyclotron Harmonic Wave
f_OH波動

Odd-Half Harmonics.
(n+0.5)f_c で起こる波動。
電子が磁力線に垂直方向の運動エネルギーをたくさん持ってると、
周波数(n+0.5)f_cから、次の(n+1)f_cまでの間に波動が励起される性質がある。
だから逆に、その周波数間に出てると「電子の温度異方性があるな」と推定できる。
(n+0.5)f_c - (n+0.6)f_c に広がってたのが、
垂直方向のエネルギーが増えると (n+0.5)f_c -(n+0.9)f_cに広がったりする。
極限の場合は昔から知られていて、ハリスインスタビリティという名前がついています。

f_Qn

静電波の群速度が0になる周波数。
もともとサウンダーの「f_Qnレゾナンス」というレゾナンス名。
そこの狭い範囲に波のエネルギーがとどまり集中する性質がある。
バンド幅が狭い。
衛星で計ると(群速度が衛星の移動速度と近いため)いつまでも見える。