研究内容
光通信の技術を応用し、より高出力のレーザーを光送信機に用いることによって、 全球的な風向風速や二酸化炭素濃度の空間分布などの地球環境情報が今よりも詳しく わかるようになります。ここで得られた情報は、温暖化対策や気象予測、防災などに役立ちます。 本研究室では、レーザーレーダーを利用した環境情報リモートセンシングに必要な 赤外波長領域のレーザー開発とのその高機能化について研究しています。
研究に関する情報: https://researchmap.jp/sato1064
研究室紹介
卒業研修では、まず光の性質やレーザーの原理、関連する研究の最新動向などを 学ぶために文献による輪講を行います。その後、2~3人のグループに分かれ、 グループごとに研修テーマを決めます。 レーザー開発で行う作業は、CADによる機械部品設計から組み立て、 ミラーやレンズなどを使った光線の調整、冷却システムの構築など多岐にわたります。 この他に、3D CADによる光線追跡シミュレーションや レーザー発振の動作解析シミュレーションなどソフトウェアを駆使した 理論的アプローチも重要です。
佐藤 篤 教授
担当科目:電気回路入門、電磁気学II、情報通信工学実験II、III、(大学院)光波工学特論
学歴: 東北工業大学、東北工業大学大学院
学位: 博士(工学)(東北工業大学、1999年)
おもな職歴: 日本電気、理化学研究所
研究分野:レーザー工学
学生への一言
研修では、自分でアイデアを出し行動すること、そして、 他の研究室メンバーと協力しながら進めることが重要です。 時には、私からのヒントも必要になるでしょう。ぜひ、卒業研修を通して、 周囲の人と協力し合い、かつ自分で考えて行動する力を身に付けてください。
佐藤研究室ウェブサイト
研究室のウェブサイト で、より詳しい情報を公開しています。