東北工業大学 情報通信工学科 中川研究室


研修日記2011
2011年3月11日(金) 地震

地震直後、中庭に避難 地震直後、中川研(3階)
(左)地震直後、中庭。避難訓練のようでした。 (右)3号館3階中川研。本棚は倒れず
情報通信工学科の教員は全員無事でした。研究室は散らかりましたが3号館は使えます。

2011年3月14日(月)
給水を手伝う学生たち 給水を手伝う学生たち
岡山県の水道課の方 遠くからありがとうございました 給水を手伝う学生たち
(左)岡山県から水道の支援 遠くからありがとうございました (右)給水を手伝う学生 大学が給水所になりました 
電気の来ない中、頑張っておられた事務の皆さん
電気の来ない中、避難所機能も支えた事務


研究室から東側を2011.3.14撮影。左上にちらっと見えているのは耐震補強
同日臨時ウェブサイト立ち上げ
(この経緯は松田他(東北工業大学紀要I理工学編vol32,p57, 2012)に詳しく載っています。)

3月16日(水) 研究室は普通に使えます。 インターネットも復旧しています。
        大学近辺は八木山橋は通行止め、霊屋橋周辺も通行止めです。
        バスは愛宕大橋経由で八木山入口に至り、向山の坂を上ってくる迂回運行です。

3月25日(金) 予定の 進級者発表は4月8日に延期、3号館の暖房が復旧
3月28日(月) 水道復旧
3月30日(水) 食堂再開(営業時間は12:00-13:00)
4月 1日(金) 図書館再開

4月 4日(月) バスは市営は休日ダイヤ、宮交は土曜ダイヤで運行しています。
4月 5日(火) 渡辺富也先生ご来訪
渡辺富也先生 @中川研究室 Dr.Tomiya Watanabe, April 5, 2011, photo by T.Nakagawa in Tohoku Institute of Technology, Sendai, Miyagi Japan Dr.Tomiya Watanabe, April 5, 2011, photo by T.Nakagawa in Tohoku Institute of Technology, Sendai, Miyagi Japan

4月 6日(水) 落下の恐れのあるエアコンが撤去され、3号館は通常の入口から出入りできるようになりました。
4月 8日(金) 7日夜の余震で、片付けた研究室がまた再度片付けになったりしていますが無事です。

4月11日(月) 学科の個人面談開始。遠くの方、それどころでない方は無理しなくていいです

4月18日(月) ガス復旧。市営バス、宮城交通バスとも平日ダイヤに戻りました
        霊屋橋周辺通行止のためバスは愛宕大橋経由の迂回運行継続中です。
        八木山橋は通れるようになっています。

4月28日(水) 市バス、宮交バスとも愛宕大橋経由の迂回運行終了

5月18日 東北大からお礼状が来ました

6月16日 大学はすっかり復旧して普通のキャンパスライフに戻っています。
        初夏の八木山キャンパス 昼休み編
        初夏の八木山キャンパス 夕暮れのお散歩編

工大の建物が無事だったのは耐震補強のおかげと思います。
次の写真、左側は同窓会のページ から拝借してきた昔の3号館の写真、右が現在の写真です。
V字型の外付け耐震ブレースがお分かり頂けると思います。
H16以前の東北工大3号館 H18耐震補強後の東北工大3号館
3号館の耐震補強は平成16年から18年にかけて行われました。工事中は 窓から鉄骨が見えました。
外付けの補強だけでなく、エレベータ前の柱には ポリエステル繊維を編んだ補強材を建物の柱に
巻き付ける耐震工法「包帯補強」も行われていました (2011年1月9日河北新報掲載)。

外付けの耐震補強といえば本学の5号館(×がついたようなデザインが印象的)が有名ですが (日経bp)、
こちらも有効性が実証されたようです(日本建築学会東北支部災害調査速報)
事務局長は「予算規模50億くらいの大学なのに耐震化に10億かけた」と言っていました (H18年の学報)。

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